透過水モニタリングシステム：きれいな水を確実に得る方法

ナノフィルタリングや逆浸透膜のモニター設備

水処理または海水淡水化の目的：きれいな飲料水または産業用プロセス水。ナノフィルタリングや逆浸透システムでは、プレフィルタリングされた水がダイヤフラムの付いた圧力管を通って流れます。これによりイオンとして分離した物質がろ過されます。どの圧力管も規定の水質を達成する必要があります。水の伝導率といったパラメータにより、品質が適切であるかが示されます。ダイヤフラムを通過して達した有害物質は、伝導率を上昇させます。その後、長期にわたることもよくあるトラブルシューティングが始まります。

従来のソリューション
サンプルを単一圧力管から手作業で採取するのは手間がかかり 、記録にもミスが発生しがちです。ほとんどの場合は散発的に行われるため、 ダイヤフラムの欠陥もすぐには見つかりません。
複数の単一圧力管 からまとめられた透過水を自動でチェックしても、得られるのは平均値のみです。個々の 圧力管やダイヤフラムの機能の欠陥は検知されません。

誤りのない透過水分析
誤りのない水質分析には、 ダイヤフラムの状態を知ることが必須です。計画可能なメンテナンス間隔 およびその費用に加え、デジタル制御オプションも 重要な役割を果たします。

従来の透過水制御の弱点

手作業での抽出
個々の圧力パイプから手作業でサンプルを採取するのは時間がかかり、文書化に際してエラーが発生しやすくなります。ほとんどの場合は散発的に検査されるため、ダイヤフラムの欠陥もすぐには見つかりません。

従来の自動制御
自動制御では、複数の個々の圧力パイプから採取された透過水が評価されます。その結果が平均値となります。単一圧力管やダイヤフラムの機能欠陥は検知されません。

ろ過のトラブルシューティングをなくす

水質が悪化したとき、どのように故障を見つけますか？Bürkertでは、各単一圧力管の透過水を常時監視するシステムを開発しました。これは自動化されています。

ダイヤフラムに欠陥が生じても、これを探す必要はありません。どの単一圧力管で伝導率が上昇しているか、より多くのことに気付くことができるため、ダイヤフラムを適時に交換できます。この自動化監視システムにより24時間、あらかじめ設定された水質が保証されます。

Bürkertの透過水モニタリングシステム

水処理におけるプラントメーカーとオペレーターのための付加価値

✔誤りのない透過水分析
✔メンブランの状態についての透明性
✔計画的なメンテナンス間隔とそのコスト
✔あらゆるサイズの設備に対応
✔デジタル制御の可能性

透過水制御向けのコンパクトなシステム

「うちの透過水は、常に適切な品質になっているだろうか？」透過水モニタリングシステムを使用すれば、こんな問いはもう不要です。単一圧力管の透過水を、逆浸透またはナノフィルタリングシステムで自動監視します。

水処理でも海水脱塩でも：一度設置してしまえば、小型・中型・超大型システムのどれでも監視が可能になります。

効果：

• ダウンタイムの減少
• パフォーマンスの向上
• 望ましい範囲にある透過水の品質を実現

システムの設置

お客様の工場に合わせて調整され、設置準備が整った透過水モニタリングシステムが配送されます。このシステムには、水質を確実に監視し、なおかつ時間を削減できるすべての要素が含まれています。コントローラ（PLC）と連結し、システムをデジタル化します。これは、関連するすべてのデータが一目でわかり、完全に文書化されているということを指します。

透過水制御システムのメリット

透過水制御の現場

アプリケーション例は、現場における当システムの利点を示しています：

     
40の圧力管が備わった水道設備では、これまで毎日透過水品質が検査され、記録されています。これは、各圧力パイプからサンプルを採取し、透過水の品質を測定する必要があるということです。その後、測定結果を文書化し、管理システムに記録する必要があります。この手作業による測定は、それなりに時間がかかるものです。

   
自動化された透過水モニタリングシステムに切り替えることで、毎月9時間も作業時間を減らすことができます。1年では108時間の削減になります。

このような測定時間を短縮したいとお考えですか？ぜひ当社までお問い合わせください。