Type 8756 液体用コリオリセンサー搭載型マスフローメータ/マスフローコントローラ
Type 8756は、コリオリ式であるため、さまざまな産業分野での幅広い用途に適しています。詳しい特長についてはこちらをご覧ください。

コリオリ式マスフローメータ/コントローラ Type 8756はコンパクトかつ堅牢なマルチパラメータ装置です。高い測定範囲および設定範囲を持ち、ゼロ点がきわめて安定しているため、微少量の液体であっても、信頼性と再現性の高い精度で測定、制御、投与することができます。
システムの心臓部は、パイプ径がDN1のコリオリセンサーです。
Type 8756 マスフローメータおよびマスフローコントローラの製品タイプ
は、以下のラインナップをご用意しています。
- フローメータ(MFM)
- フローコントローラ(MFC)
- モジュールアクチュエータ(※)のインターフェース搭載型
- 比例バルブ内蔵型(新製品)
- マイクロアニュラーギアポンプ内蔵型
- バッチ式投与ユニット(新製品)
- モジュールアクチュエータ(※)のインターフェース搭載型
- 電磁バルブ内蔵型
(※)モジュ―ルアクチュエータ搭載型MFM/MFCの圧力範囲は最大100バールです。 (新製品)
コリオリ式マスフローメータ
Type 8756はコリオリ式測定原理を採用しています。Liquid Flow Controller(LFC)の体積流量測定とは対照的に、コリオリセンサーを搭載したMFM/MFCは質量流量を測定します。
コリオリ式の測定原理はどのように機能しますか?
励磁コイルにより、測定管が振動します高周波発振している測定管に液体が流れると、コリオリの力が媒体に作用し、管の振動が変化します。
この変化は位相差と呼ばれ、パイプの始点と終点の間のたわみの差を表します。位相差は媒体の質量流量に依存し、それに正比例します。
センサーによりパイプの振動が連続的に記録され、電子的に評価されます。
当社の液体用コリオリ式測定装置の利点
洗練された設計とセンサーの高い励起周波数により、当製品は振動の影響を受けません。また、媒体が通る部分に可動部品はありません。このため、Type 8756は特に媒体耐性があり、高密度かつ200mPasまでの粘度を持つ液体にも適しています。また、用途に関係なく、センサーの較正は水で行うことが可能です。
これらの特徴により、Type 8756は、製薬、バイオテクノロジー、食品、飲料、薄膜コーティング、燃料電池、電気分解機、バッテリー、化学工学といった幅広い産業分野でのアプリケーションに適しています。
当社のコリオリ式マスフローメータType 8756のメリットのまとめ
✓質量、密度、温度の直接測定
✓体積と濃度の間接測定(計算)
✓媒体に依存しないデバイス較正
✓きわめて長期的に安定しているゼロ点
✓広い測定範囲
✓流入距離および流出距離の必要なし
バッチ機能搭載型のType 8756
連続的な流量測定・制御用のタイプに加えて、Type 8756にはバッチコントローラを内蔵したタイプもございます。
液体の注入や充填には、最高の精度と信頼性の高いプロセスが不可欠です。これが品質の変動を防ぐ唯一の方法です。
Type 8756は、内蔵されたバッチコントローラにより、温度や圧力の変動に関係なく安定した吐出が可能です。質量流量コントローラ/メーターは、測定値の約0.3%の投与精度を実現しています。さらに、個々の投与量が文書化されているため、お客様のプロセスにおいて高いレベルの制御と再現性が保証されます。
液体用質量流量コントローラ(MFC)/質量流量メータ(MFM)
- 流量測定最大25 kg/h(水)
- 非常に高い精度と範囲
- 高い長期安定性、ゼロ点調整不要
- 耐性の高い媒体接触素材
- 多種多様な液体に使用可能